擬人化することで生まれるストーリー

擬人化はプロモーションで利用される方法のひとつ

プロモーションとは商品やサービスを顧客に販売するためのマーケティングの内の一要素です。

何を、どこで、いくらで、どうやって。

この4つの内、最後の「どうやって売るのか」というのがプロモーションの役割ということが言えます。セールスプロモーション(SP・販売促進)のことを指すこともあれば、広告・PR・人的販売(接客)も含めた意味をもつ場合もあります。

モノに物語を加える

元々は意思のないモノ(商品・サービス)に背景設定や性格を与えるために擬人化という手法が取られることがあります。
(ここで取り上げる擬人化はモノの形状をベースにした擬人化に話しを絞ります。)

さきほどプロモーションがどうやって売るのかを考える、というお話をしましたが、商品そのものではなく、擬人化されたキャラクターが持つ親しみやすさが顧客にその商品に親近感を持たせてくれるという効果があります。

今回は、この「プロモーション」のためのキャラクター、擬人化、ということについて考えてみたいと思いますが、マーケティングのようにあまり固く考えず、作り手が楽しんで作れる方向から見てみたいと思います。

擬人化の少し変わったアイデア「フォト絵」

イラストレーター福田利之さんの作品にフォト絵というものがあります。

少し古い作品ではありますが、いつの時代でも楽しめるアイデアではないでしょうか。

これは、ほぼ日刊イトイ新聞で連載されていたものです。
こちらが連載当時の記事で、過去のものも読めますので見てみてください。

福田のフォト絵 ほぼ日

写真の中に少し線を描き込んだだけで、現実の風景とはまったく違った世界が見えてきます。